こんにちは、福井で健康と安全にこだわった注文住宅を手がけるシャルールホームです。
新築時のシロアリ対策といえば、地面から1メートルの部分への薬剤散布が一般的です。
イエシロアリやヤマトシロアリなど、従来のシロアリは土の中に巣をつくり、基礎をつたって家の中へ侵入し、土台や柱を食害します。
その被害を最小限にとどめるため、建築基準法では以下のような規定を設けています。
構造耐力上主要な部分である柱、筋かい及び土台のうち、地面から一メートル以内の部分には、有効な防腐措置を講ずるとともに、必要に応じて、しろありその他の虫による害を防ぐための措置を講じなければならない。(建築基準法施行令第49条第2項)
多くの建築会社はこの規定に則って、地面から1メートルの部分に薬剤散布を行っています。
そんな中、問題となっているのが外来種のアメリカカンザイシロアリです。
現在では全国に生息し、福井県でも発見されているアメリカカンザイシロアリ。
コロニーごと家具や梱包材と一緒に家の中へ運ばれてきたり、羽アリが直接軒下などに飛び移ってきたりと、侵入経路は実にさまざま。
このことからも、地面の上1メートルの薬剤散布では、現代のシロアリ対策には不十分であることが明らかです。
実際に、1995年の阪神淡路大震災では全壊した住宅の約9割に腐朽やシロアリ被害がみられましたが、蟻害は土台や柱の下部といった地面近くだけでなく、軒先や2階部分にまで及んでいたといいます。
そこでシャルールホームでは、建物全体をホウ酸処理することで、シロアリ対策を行っています。
ホウ酸は、目の洗浄にも使われるほど安全性の高いものですが、腎臓のない昆虫は食べたホウ酸を体外へ排出することができず、死滅します。
また、一般的な薬剤は5年程度で効果が切れるのに対し、ホウ酸なら効果は半永久的。
ゴキブリ駆除にも効果的なのが、うれしいですね!