こんにちは、福井で健康と安全にこだわった注文住宅を手がけるシャルールホームです。
シャルールホームの立ち上げ当初に受注した、本格的なバリアフリー住宅と100坪の和風住宅。
お客さまに対し、仕事に対し誠実に向き合うことで、着実に実績と自信を積み上げていきました。
創業物語、最終回となる今回は、吉村の「家づくり」への認識を大きく変えた、ある出来事についてお話したいと思います。
『第4章 家づくりの本質とは?』
このようにして、1つひとつの仕事を大切にこなしてきた吉村ですが、この時まで「家づくり」はあくまでも、「お客さまの財産である家を建てること」にほかなりませんでした。
これは、ある住宅の建て替え現場での出来事です。
その日、旧宅の解体工事に入り、吉村は工程どおりに作業を進めるため、現場でその様子を見守っていました。
その時は、とにかく急いで解体することしか頭になかったのですが、ふと振り返ると少し離れたところに家主であるおばあちゃんが立っていることに気が付きました。
亡くなったご主人が建てた家。長年住んだ我が家が取り壊され、原型を失っていくのを、手を合わせ、涙を浮かべて見つめているおばあちゃん…。
この時、おばあちゃんは何を思っていたのでしょうか。
お嫁に来たときのこと、子どもができたときのこと、この家で一生懸命子育てしたこと、楽しかった思い出。
そして、亡くなったご主人のこと、この家を建ててくれたことへの感謝の気持ち…。
きっと、いろいろな思いが渦巻いていたに違いありません。
このおばあちゃんの涙を見たとき、吉村は「ああ、家づくりって、そんなものではなかったんだ」と気付いたのです。
ただ財産としての家を建てるのではなく、ご家族の暮らしを長きにわたって守っていくことを、「家づくり」をとおして任されているのだと、実感したのです。
家づくりの本質に気付いた吉村は、初心にかえって、再びスタートラインに立つことを心に決めました。
これからは、もっともっとお客さまの人生に寄り添い、将来を見据えた家づくりをしていこう。
そして、ただの「家」ではなく、ご家族の暮らしを守り、あふれるほどの思い出を残していける器をつくっていくのだと。
創業から20年以上がたった今も、吉村の「家づくり」に対するこの想いと姿勢は変わりません。
これから先もお客さまの人生に寄り添いながら、大切な家づくり(=ご家族の思い出づくり)のお手伝いをしてまいります。
今後もシャルールホームを、どうぞよろしくお願い申し上げます。