こんにちは、福井で健康と安全にこだわった注文住宅を手がけるシャルールホームです。
福井の家は、全国的に見ても大きいです。
平成30年の総務省『住宅・土地統計調査』によると、住宅の延べ面積の大きさは福井県が富山県に次いで2番目でした。
そんな福井の住宅ですが、それでも年々規模は小さくなっています。
一昔前は40坪、45坪あるのが当たり前でしたが、最近では30坪前後の家が主流になりつつあります。
広い家で生まれ育った人は、30坪と聞くと「狭い」と感じるかもしれません。
しかし、今の家は昔の家とは建て方が全然違います。
いちばんの違いは、廊下など居住スペース以外の面積を最小限に抑えているという点。
さらに、客間、居間、台所と細切れに部屋を設けるのではなく、すべてを広い一室にまとめることで、圧迫感をなくしています。
だから、30坪の家であっても、実際に住んでみると「思ったより狭くない」と感じる方がほとんどではないでしょうか。
そもそも、昔に比べて家が小さくなった理由は何なのでしょうか。
〇建築費の高騰
年々上昇を続けている、建築費。家の大きさはコストに直結しますから、昔に比べると大きな家が建てづらくなっているのは確かです。
〇核家族の増加
多世帯同居の多い地域ということでも知られる福井ですが、最近は核家族が増加傾向にあり、大きな家が必要なくなったのも一因でしょう。

〇来客の減少
昔の家は、人を招くための家でした。だから、見栄えのする広い玄関、大勢の人を招き入れるための広い客間が必要だったのです。
しかし、今は葬儀や法事も専門の施設で行うことがほとんど。それほど広い家は必要ありません。
〇居住性を求めるようになった
広い家は寒い、掃除も大変。このことに気付き始めた人も多いでしょう。エアコン一台でも暖かい家、家の中の移動が苦にならないコンパクトな家が、今のトレンドです。
〇家を出る子どもが増えた
多世帯同居の減少にも通じるものがありますが、子どもの巣立ちをじっと見守ることのできる親御さんが増えています。
将来的には夫婦ふたりになると考えると、30坪までの家が適正といえるのかもしれません。

家の大きさは、生活に合わせて変化していくものです。
本当に40坪の家が必要なのか。30坪の家では不足なのか。
自分サイズの家について、これを機に考えてみてはいかがでしょうか。